発露。
日々感じたことをありのままに。
気ままに送る日記的不定形メモ。
漫画について語ったり萌を語ったり。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
暑い夏。
それも次第に過ぎていく。みんなで汗を流し一生懸命に励み、ひとつになる季節も残りはもうわずか。
どこか寂しさを感じながらテニスコートの前で佇む。
「不二」
聞きなれた君の声が静かな空間に響く。
相変わらず透き通った声だね。
「何してる。今日はここに用はないはずだ」
「ただ、コートを見てただけだよ。ちょっと…感傷的な気分なんだ」
きっと僕がどういう気持ちでこのコートを眺めているかなんて、手塚には想像もできないんだろう。そう思いながら声の方へと振り返る。
あぁ。もう3年だ。
この男と会ってから。
こんなふうにしみじみと思うのは、きっと君が遠くに行ってしまうからなんだろうね。
全国大会が終わってしまえば君は…。
あの日ここで出会った僕たちもさよならのときを迎えるんだろう。
そう思うとどうしたって切なかった。
「懐かしいな」
不意に耳に届いた君の声。
いつもと同じその声さえも感傷的な僕にはひどく切ない。
「ずっと前にここでお前と試合をした」
「うん。そうだね」
「まさか君の口からその話を聞くなんて思わなかったよ」
気持ちがわからないのはお互い様なのだろうか。
君があのときのことを偶然にも思い返してくれるなんて。
「あのときのことはすごくよく覚えてる。テニスをしてたからこその僕と君との時間だよ」
そう僕たちを結びつけたのはまぎれもなくテニスだ。そして僕たちはテニスコートで出会ってしまった。
だからこそ、僕らを引き離すのもテニスで、別れを呼ぶ場所もテニスコートなんだ、…と今思う。
「さぁ、君もよく見ておいてよ。もう見納めになっちゃうかもしれないんだから」
こんなことを言うのは意地悪だ、なんてわかってるよ。
でも少しくらいすねてみたかった。君を想う僕の気持ちに気付いてほしくて。
「ね?」
黙ったままの手塚に微笑みかけた。笑うことなんてなれてる。だけどあえて瞳は開いて君を見つめた。
「不二…。なんの心配をしているんだ」
君の口からこぼれた言葉は僕を無性に苛立たせた。
「お前が言ったようにテニスをしていたからこそ俺もお前もここで出会った。だからこそテニスをしていたら俺とお前は離れない」
僕はなにも言ってないのにゆるぎなく言葉を告げる君に胸がしめつけられる。
どうしてそんなこと言いきれるんだろう。
僕は…テニスを続けないかもしれないのに。
「大丈夫だ」
「またここで会おう」
その一言が嬉しくもつらい。
どうしてこうして僕は、僕らは出会ってしまったんだろう。テニスコートという区画された空間で。
考えてみてもしょうがないそんなことわかってるよ。
起こった現実は変わらない。何があってもだ。
ここで僕らは出会ってしまった。
************************************************
不二おめでとう。
なのにハッピーぽくなくてごめん。このあとちゃんと5年後にここで再び出会う予定。
そこまで書けてないけど(^-^;
そして公式で塚不二CDを4年に1度のこの日に出してくださり感謝感謝。
君との今ごろ全国の塚不二ファンが歓喜に悶えているでしょう(^-^)
良き日だ。
また改めてじっくり祝いたいなー。
おめでとうおめでとう。周助。
それも次第に過ぎていく。みんなで汗を流し一生懸命に励み、ひとつになる季節も残りはもうわずか。
どこか寂しさを感じながらテニスコートの前で佇む。
「不二」
聞きなれた君の声が静かな空間に響く。
相変わらず透き通った声だね。
「何してる。今日はここに用はないはずだ」
「ただ、コートを見てただけだよ。ちょっと…感傷的な気分なんだ」
きっと僕がどういう気持ちでこのコートを眺めているかなんて、手塚には想像もできないんだろう。そう思いながら声の方へと振り返る。
あぁ。もう3年だ。
この男と会ってから。
こんなふうにしみじみと思うのは、きっと君が遠くに行ってしまうからなんだろうね。
全国大会が終わってしまえば君は…。
あの日ここで出会った僕たちもさよならのときを迎えるんだろう。
そう思うとどうしたって切なかった。
「懐かしいな」
不意に耳に届いた君の声。
いつもと同じその声さえも感傷的な僕にはひどく切ない。
「ずっと前にここでお前と試合をした」
「うん。そうだね」
「まさか君の口からその話を聞くなんて思わなかったよ」
気持ちがわからないのはお互い様なのだろうか。
君があのときのことを偶然にも思い返してくれるなんて。
「あのときのことはすごくよく覚えてる。テニスをしてたからこその僕と君との時間だよ」
そう僕たちを結びつけたのはまぎれもなくテニスだ。そして僕たちはテニスコートで出会ってしまった。
だからこそ、僕らを引き離すのもテニスで、別れを呼ぶ場所もテニスコートなんだ、…と今思う。
「さぁ、君もよく見ておいてよ。もう見納めになっちゃうかもしれないんだから」
こんなことを言うのは意地悪だ、なんてわかってるよ。
でも少しくらいすねてみたかった。君を想う僕の気持ちに気付いてほしくて。
「ね?」
黙ったままの手塚に微笑みかけた。笑うことなんてなれてる。だけどあえて瞳は開いて君を見つめた。
「不二…。なんの心配をしているんだ」
君の口からこぼれた言葉は僕を無性に苛立たせた。
「お前が言ったようにテニスをしていたからこそ俺もお前もここで出会った。だからこそテニスをしていたら俺とお前は離れない」
僕はなにも言ってないのにゆるぎなく言葉を告げる君に胸がしめつけられる。
どうしてそんなこと言いきれるんだろう。
僕は…テニスを続けないかもしれないのに。
「大丈夫だ」
「またここで会おう」
その一言が嬉しくもつらい。
どうしてこうして僕は、僕らは出会ってしまったんだろう。テニスコートという区画された空間で。
考えてみてもしょうがないそんなことわかってるよ。
起こった現実は変わらない。何があってもだ。
ここで僕らは出会ってしまった。
************************************************
不二おめでとう。
なのにハッピーぽくなくてごめん。このあとちゃんと5年後にここで再び出会う予定。
そこまで書けてないけど(^-^;
そして公式で塚不二CDを4年に1度のこの日に出してくださり感謝感謝。
君との今ごろ全国の塚不二ファンが歓喜に悶えているでしょう(^-^)
良き日だ。
また改めてじっくり祝いたいなー。
おめでとうおめでとう。周助。
PR